隆景様…囁きながら優しく覆いかぶさる。 背後からの挿入に、隆景様は涙を浮かべた。 「乃美君…乃美…っ」 何度も私を呼ばれる隆景様に、私は高ぶり、些か乱暴に感じてしまうかもしれないと思いながらもつい激しく突き上げてしまう。 「やっ…あぁ…!」 「隆景様…っ」 後ろからするのは今日が初めてで、不安なのか、隆景様はしきりに後ろを向こうとなさる。だから私は強く抱きしめ、不躾とは分かっていながら隆景様の肩に顔を置いた。 「私はここにおります、不安に思わず、私を感じてください」 「乃美君…っ」 まだ15にも満たない…まだ高い声をした隆景様が私を呼ぶ。私はそのままの姿勢で隆景様の陰茎を掴み、扱いた。 「乃美く…あ、あぁッ…ダメ…」 「良いのでしょう?私を、締め付けてくる…」 軽く腰を振ると、隆景様は白い喉をあられもなく晒された。とは言え私も二十歳そこそこの身。あまり焦らすとこちらが辛い。 心を鬼にして腰の動きを速める。勿論隆景様の陰茎は握ったままだ。 「もう…ダメっ!」 快感に耐えられなくなった隆景様が私の手の中に精液を吐き出す。私よりもまだ若い隆景様の精液は、ツンと饐えた臭いがした。 そして今度は私の番だと、隆景様の二の腕を掴み、少々不自然な姿勢にさせて後ろから突き上げる。何度目かの時、私は恥ずかしげもなく、隆景様の中に精を放った。 「乃美君…」 恥ずかしそうに俯く隆景様は愛らしい。 「気持ち…ヨかったよ…?」 あぁ、私の中の欲望がまた首をもたげる。それに気付いた隆景様が身をよじって逃げようとしたが、私は今度は正面から組み敷き、隆景様の耳朶をねっとりと舐めた。 「大丈夫…私に全て任せてください」 小さく頷くその姿にさえ私は興奮する。 あぁ、私は何と強欲なのか。 戻る |